awsを運用した場合のメリットや効果的な利用方法などを詳しく紹介

現在、awsの導入を検討しているという方もいるのではないでしょうか。しかし、正直awsの事は詳しく知らないという方もいるかもしれません。awsを上手く使いこなす事ができれば、運用する企業にとっては大きな利益に繋がる可能性があります。

そこで今回はawsについて、運用した場合のメリットや効果的な利用方法、運用する際の注意点などを紹介します。

⇒awsの運用にかかる費用の特徴と種類

awsはアマゾンが提供しているITサービス

awsとは一言でいうと通販サイトで有名なアマゾンが提供しているITサービスの総称であり、正式名称は「アマゾンウェブサービス」です。awsの大きな特徴と言えるのが世界各国の企業で利用されているという事です。

世界中で利用できる他、バックアップの目的で国内外の複数エリアにデータを分散させるという事もできます。awsは世界規模でサービスを提供している事から、日本でawsを利用している企業が海外進出をした場合、国内と同様の環境でシステム利用ができるため、スピーディな対応が実現可能になると言えます。

awsを導入するメリットその1:最先端の技術がスピーディに利用できる

aws導入のメリットはいくつかありますがその一つと言えるのが、最先端技術がスピーディに使用できるという点です。awsではユーザーが必要な時はワンクリックで使用し、必要がなくなったらワンクリックして中止にする事ができるサービスがあります。

オンプレミスの場合は設計や構築など導入するまでにある程度の期間と労力が要求され、使用・不使用に関係なく一旦作成したものは持ち続ける必要があります。一方awsはそれらの負担を排除してシステムの検討や導入、中止などができるようになっています。

awsを導入するメリットその2:サイジングの監視や設定といった手間が省ける

リソース不足が要因となるビジネスチャンスの損失を回避には、リソースに余裕を持たせてあるシステムが理想と言われています。しかしそれをオンプレミスによって導入すると使用頻度やシステムの規模に関係なく継続的な固定費を負担する事になってしまう可能性があります。

一方、awsはサイジングの自動化が可能なためサイジングの設定や監視に力を注ぐ必要がなく、自社サーバーのコスト削減が期待できます。

awsを導入するメリットその3:セキュリティ体制がしっかりしている

aws側のハードウェアの場合、しっかりとした安全対策が実施されているデータセンターで運営されており、コンプライアンスを順守しているので最初からセキュリティ対策が施されているシステムの利用が可能です。またawsではクライアントの要求に応じてスタッフが最適なアドバイスなどを提供するサービスやセキュリティを支援するサービスなどを提供しています。

awsを導入するメリットその4:初期費用ゼロでITリソースを利用できる

awsではITリソースを利用する際、初期費用はかかりません。料金については毎月決まった費用を払うのではなく、データ量など使用した分だけ月単位で支払ってもらうというシステムになっています。また料金はawsのホームページ上に明記されています。

透明性のある料金体系となっており、新たなサービスを展開したりする際などはとても便利と言えるでしょう。

awsを導入するメリットその5:頻繁に値下げをしている

awsは世界規模で利用者が増加していると言われています。

そのため、利益が順調に伸びている事からユーザーに対して還元するという目的で定期的に値下げを繰り返しています。

新しい技術の開発・導入にも力を入れて取り組んでおり、その分コストパフォーマンスが向上する事になり、顧客の満足度を高める事にも繋がっています。他にも特定の技術者でないと運用や変更ができないといったリスクが避けられる他、ハードウェアを自社で管理する際、運用の負担を減らす事ができるなど、様々なaws導入のメリットがあると言えます。

awsを効果的に利用する方法とは

基本的にクラウドサービスでは、提供しているサービスごとにSaaSとPaaS、IaaSの3つに分かれていると言えます。awsではサーバーなどインフラに関連したITサービスを提供しているIaaSを中心としたサービスを展開しています。

業務に合わせてサーバーをカスタマイズしたりする場合などに適したサービスとなっています。awsで用いているIaaSサービスはミドルウェアやOSの導入に関する自由度が高く、コスパに優れていると言われているクラウドを活用しながら、システムの拡張ができる点が一つの特徴でもあります。

一方、システムの継続的な稼働を保証した可用性に関しては、耐障害性を考慮した設計を行う事で稼働率の向上が期待できますが、その分余分なシステムが発生する可能性があります。しかしawsは世界各地にデータセンターなどが設けられているため、それらを組み合わせて利用する事で障害に強く高い稼働率を維持したシステムの構築が可能です。

一方、awsの機能を上手く使用する事に対して自信がなかったり、自社にある既存のシステムとの相性を心配する事もあるかもしれません。しかしawsには無料で利用できるサービスも用意されているので安心と言えるでしょう。

例えば5GBのストレージやデータ送信15GBなどが付いているストレージサービスがサインアップのみで1年間無料で利用できるといったサービスがあります。使用する事で既存システムとの相性や効果的な使用方法などを検討する事が可能です。

またAIや機械学習など最新のコンピュータに関するテーマなどの無料利用サービスも提供しています。

awsを運用する際の注意点

awsの特徴は数多くのクラウドサービスを提供している点にありますが導入や運用する際、重要なポイントと言えるのが自社にとって本当に必要なサービスだけを選ぶという事です。そのためには、何を目的としてawsを導入するのかという事をあらかじめ明確にしておく必要があります。

自社だけで判断するのが困難な場合は、運用代行や導入サポートに対応してくれる専門のコンサルタントに発注するのが良いでしょう。またawsを運用する場合は、忘れずにセキュリティ設定をしておく事が大切です。

アマゾンによってきちんと管理されていると言っても、万が一セキュリティに欠陥があると、機密情報の漏洩などのリスクが高まるので注意が必要です。

尚、awsではOSやアプリケーションなどに関しては利用者が管理するというルールが設けられています。

awsは様々なビジネスチャンスをもたらしてくれる可能性を秘めている

awsでは豊富なサービスツールが用意されているので、上手く活用すれば安心で効率的なシステム運用が可能となるでしょう。

また最先端の技術を利用する事もできるため、様々なビジネスチャンスを生み出す可能性もあります。awsを導入すれば業務のスピーディ化などにも繋がり、大きな利益を生み出してくれる事も期待できます。awsに興味関心がある方はこれを機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。